産業保健コラム

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【過労死等防止対策】長時間労働の削減に向けた取組

2018年06月


 長時間労働などの過重労働は、脳・心臓疾患を発症させるリスクが高まることが医学的に知られています。また、過重労働によるストレスは、メンタルヘルス面においても悪影響を及ぼすものとなります。
 このため、過重労働をなくし、心身の適切な健康管理を実施すべく、経営者や管理者の意識変革をスタートして業務の見直しなどの具体的な対策が必要となります。
 この対策には、事業場の衛生委員会や安全衛生委員会又は小規模事業場における労使協議の場などを積極的に活用し、労使の問題意識の共有と協力体制の構築が必要となります。

※「労働時間等の設定の改善」は、こちらをご覧ください。【厚生労働省】

◆労働時間等見直しガイドラインが改正されています

 キッズウィーク(地域ごとに夏休みなどの一部を他の日に移して学校休業日を分散化する取組)への対応や労働者が裁判員として刑事裁判に参画しやすくするとともに、平成29年6月9日に閣議決定された「規制改革実施計画」で示された転職しても転職が不利にならない仕組みをつくるため、労働時間等見直しガイドラインが改正され、平成29年10月1日から適用されています。

※「労働時間等見直しガイドライン」(労働時間等設定改善指針)は、こちらをご覧ください。【厚生労働省】

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