産業保健コラム

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過労死等の原因は、動脈硬化

2018年10月


 11月は、「過労死等防止啓発月間」ですが、過労死等をもたらす脳血管疾患・心臓疾患の源は、動脈硬化です。
 動脈硬化は、高血圧、脂質異常症、高血糖、肥満により発症の危険度が増大します。
 高血圧等は、生活習慣病と言われており、日常の生活習慣(食生活習慣、運動習慣など)により形成されますので、「健康管理」が重要となります。
 このような生活習慣病の基礎疾患のある方が、業務における長時間労働や過重労働等の急激な過重な負荷に起因して脳血管疾患もしくは心臓疾患を発症させた場合、過労死等の労働災害となる場合があります。
 事業者には、過労死等の労働災害を予防することが求められていますので、適正な労働時間管理、健康管理、健康教育等を実施されますよう宜しくお願いします。
 予防対策を実施される場合は、産業保健総合支援センターの活用の検討も併せてよろしくお願いいたします。

11月は「過労死等防止啓発月間」です 【愛媛産保】

過労死等防止対策推進法(過労死等の定義) 【愛媛産保】

業務中に脳疾患事故8年で261件(死亡45件) 【愛媛産保】

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