2017年8月9日
第三次産業における労働災害が増えています。特に腰痛は第三次産業における職業性疾病の7割を占め、今後も高齢化の進展に伴う社会的役割の拡大が見込まれる看護・介護の現場でもその予防対策が重要な課題となっています。
中央労働災害防止協会において、平成25年6月に改正された「職場における腰痛予防対策指針」の普及促進を図るため、厚生労働省より委託を受け、保健衛生業を対象とした無料の講習会を全国47都道府県で開催されます。
この講習会では、昨年と違う新たな内容として「介護用福祉機器」を用いた実技を中心とした講習を行います。また、腰痛予防対策指針をイラスト等によりわかりやすく解説したテキストを用いて行うなど、これまで腰痛予防対策の取組みがなかった事業場においても対策に取り組んでいただけるようわかりやすい内容となっているとのことですのでご案内いたします。【中央労働災害防止協会】
【講習会】
①腰痛予防対策講習会(医療保健業看護従事者向け)
②腰痛予防対策講習会(社会福祉・介護事業の介護従事者向け)
③腰痛予防対策講習会(社会福祉・介護事業の事業者向け)
【定員】
各会場 60名程度
※各会場とも先着順です。定員になり次第締切とさせていただきます。
※一施設より5名までのお申込みとさせていただきます。
【お申込み】
Webからの申込となります。
【①「医療保健業看護従事者向け」】
【②「社会福祉・介護事業の介護従事者向け」】
【③「社会福祉・介護事業の事業者向け」】
【参加費】
無料
【日程、開催地】
①愛媛
②2017年12月21日(木)
③愛媛県産業技術研究所 紙産業技術センター
四国中央市妻鳥町乙127
④受付開始 9月1日
標準カリキュラム(昨年度開催のものに比べ、実技の時間を増やす等、より実践的な内容となっています。)
【主な内容(共通)】
【講 義】
①腰痛の発生状況、腰痛の影響要因、対策のための体制づくり
②労働災害発生のメカニズムと災害防止の取組み
③作業空間、床面等の作業環境の改善
④腰痛予防対策チェックリスト、リスクアセスメントの活用
【実 技1】
①介護用福祉機器を用いて腰部の負担を軽くする作業ポイントの解説
②介護・看護作業の場面を想定した介護用福祉機器の使い方の体験
【実 技2】
①作業姿勢
②腰痛予防体操
【①「医療保健業看護従事者向け」】
作業別の腰痛予防のポイントを掲載した看護従事者向けのテキスト(無料)を使用し、医療保健業における看護従事者を対象に講習を行います。
対象者: 病院・診療所の看護従事者、施設長、管理者等
時間 内容
9時15分~ 受付開始
9時45分 開講
12時15分 終了
【②「社会福祉・介護事業の介護従事者(事業者)向け」】
作業別の腰痛予防のポイントを掲載した介護従事者向けのテキスト(無料)を使用し、社会福祉・介護事業における介護従事者を対象に講習を行います。
対象者:介護サービス事業所、高齢者施設、障害者施設、保育施設等の介護 従事者、施設長、管理者等
時間 内容
13時15分~ 受付開始
13時45分 開講
16時15分 終了
【③「社会福祉・介護事業の事業者向け」】
②の講習の内容を事業者向けにアレンジした講習です。
対象者:介護サービス事業所、高齢者施設、障害者施設、保育施設等の事業 者、施設長、管理者等
時間 内容
16時30分~ 受付開始
17時00分 開講
19時00分 終了
※全国47会場中16会場でのみ開催となります。それ以外の会場においては、②の講習において事業者向けの内容も含めて開催しますので、そちらにご参加ください。
【お問合せ】
中央労働災害防止協会(中災防)
健康快適推進部企画管理課
〒108-0014 港区芝5-35-2
TEL:03-3452-2517 FAX:03-3453-0730
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