2017年4月24日
「石綿飛散漏洩防止対策徹底マニュアル」が改訂されました
正式名称:「建築物等の解体等の作業及び労働者が石綿等にばく露するおそれがある建築物等における業務での労働者の石綿ばく露防止に関する技術上の指針」に基づく石綿飛散漏洩防止対策徹底マニュアルが改訂されました。
今回の改定の要点は、下記のとおりとなっています。
記
1 いわゆる建材のレベル分類の趣旨
いわゆるレベルの分類は、あくまで発じん性の1つの目安に過ぎず、作業 方法など他の要素により実際の発じんの程度は大きく変わることを明示したこと。(石綿指針2-1-1の項の具体的留意事項1)
建材のレベルにかかわらず、石綿則において様々な措置が義務付けられて いることを明示したこと。(同上)
2 建築用仕上塗材に関する記載の追加
建築用仕上塗材の試料採取や、除去等作業時のばく露防止対策に関する技 別添1 術的事項について示したこと。(石綿指針2-1-2の項の具体的留意事項 25 及び〈事前調査の具体的手順の例〉6の(2)、付録Ⅲ、付録 XI ほか)
3 成形板の破砕防止のための記載の充実
成形板については、従前から原則して切断・破砕をしない旨明示してきて いたが、その実効を期するため、定尺(0.9×1.8 メートル)又は長尺(0.9× 2.7 メートル)の成形板について、それを梱包できる大きさのフレキスブルコ ンテナーバックを使用すべきことを明示したこと。(石綿指針2-3の項の具 体的留意事項の1ほか)
4 中・低層棟建築物等の解体等を行う場合の隔離・負圧に関する記載の追加
中・低層棟建築物等の解体等を行う場合の隔離・負圧に関する記載を追加 したこと。(石綿指針2-2-1(5)(6)の項の具体的留意事項の2)
5 その他
事前調査に関する記載の整理・充実を行うなど、所要の改正を行ったこと。 (石綿指針2-1-2の項ほか)
【参考】石綿飛散漏洩防止対策徹底マニュアルの掲載ページ 「石綿障害予防規則など関係法令について |厚生労働省」
検索キーワード:「石綿障害予防規則 関係法令」
石綿飛散漏洩防止対策徹底マニュアル[2.10版]は、こちらです。
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