2018年12月26日
厚生労働省は、平成30年12月26日、平成 30 年上半期「雇用動向調査」の結果を取りまとめ、公表しました。
「雇用動向調査」は、全国の主要産業に属する5人以上の常用労働者を雇用する事業所における入職者数・離職者数、入職者・離職者の性・年齢階級、離職理由等の状況を明らかにすることを目的に、上半期と下半期の年2回実施しており、上半期調査は1月から6月までの状況について6~8月に調査を行っているものです。
今回の調査は、15,431 事業所を抽出して行い、8,325 事業所から有効回答を得ました。なお、回答を得た事業所の入職者 37,841 人、離職者 45,904 人についても集計しています。
【調査結果のポイント】
1 入職及び離職の状況
平成 30 年上半期の入職者数は 4,574.1 千人、離職者数は 4,317.9 千人で、差引 256.2 千人の入職超過であった。前年同期に比べ、入職者は 171.6 千人減少、離職者は 126.2 千人増加しました。
年初の常用労働者数に対する割合である入職率、離職率はそれぞれ 9.2%、8.6%で 0.6 ポイントの入職超過であった。前年同期に比べ、入職率は 0.4 ポイント低下、離職率は 0.1 ポイント上昇しました。
2 職歴別入職者数
入職者数を職歴別にみると、転職入職者数は 2,689.9 千人、未就業入職者数は 1,884.2 千人で、前年同期に比べ、転職入職者数は 125.8 千人減少、未就業入職者数も 45.8 千人減少した。未就業入職者数のうち新規学卒者数※は 1,042.3 千人でした。
※ 進学した者であっても学業とは別に常用労働者として働いている場合を含む。
3 転職入職者の賃金変動状況
転職した後の賃金が前職に比べ「増加」した割合は 36.9%、「減少」した割合は 35.1%で前年に引き続き「増加」が「減少」を上回りました。
4 未充足求人数
平成 30 年6月末日現在の未充足求人数は 1,357.5 千人、うちパートタイム労働者分が 578.0 千人で、それぞれ前年同時点より 149.7 千人、97.6 千人増加しました。
常用労働者数に対する割合である欠員率は 2.7%で前年同時点と比べて 0.3 ポイント上昇した。パートタイム労働者に限ると 4.4%で前年同時点に比べて 0.4 ポイント上昇しました。
◆平成30年上半期雇用動向調査結果の概要の詳細は、こちらをご覧ください。【厚生労働省】
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