2019年10月18日
■「職業性外傷」と本研究について
産業現場での外傷は、部位としては上肢から指先にかけての損傷が多いです。特に手の外傷の場合、切断やデグロービング損傷など広範囲・または重度な損傷になることが少なくありません。繊細な知覚を有する手が外傷により使用不可能になると、労働者にとって大きな影響を及ぼします。
そこで、重度の損傷を負った患者に適切な治療を早期から行い、損傷された手の機能を最大限に回復させるため、研究を行いました。
■研究成果について
症例について受傷後の経過や、復職時期、職場復帰レベルなどのデータ集積を行い、重症度や受傷範囲などによってスコア化を行いました。
その結果、スコア化によって治癒後の手の機能や職場復帰の状態の予測が可能であり、また皮膚や神経損傷の組織修復が機能回復上重要であることがわかりました。
職業性外傷に対する外傷発生時の対応・治療法や詳しい研究内容は、「労災疾病等研究普及サイト」をご覧ください。
第1期研究(平成16年~20年)
→ http://www.research.johas.go.jp/gaisho/
第2期研究(平成21年~25年)
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