2020年9月28日
C型肝炎を主とするウイルス性慢性肝疾患は勤労者世代にも多く発生する疾患です。
C型肝炎は従来からのインターフェロン治療が行われてきましたが、注射のために週1回の通院が必要な上、多様な副作用や治療期間が長期に及ぶことが勤労者にとって大きな負担となっていました。
最近では、C型肝炎ウイルスに直接作用する経口薬のみによる「インターフェロンフリー治療」という新たな治療法により、治療期間を最短8週間まで短縮することが可能になりました。
しかし、肝炎に罹患した勤労者にとっては、その後肝がんを発症するか否かも重要な問題です。
本研究では、C型慢性肝疾患の患者さんの経過観察を行い、発がん率や発がん関連因子を検討し、未だ明らかとなっていない「インターフェロンフリー治療」後の肝がん発症リスクを明らかにすることで、この治療の意義と効率的な経過観察体制を見出し、勤労者の健康支援及び治療と仕事の両立支援の助けとなることを目的として研究を行っています。
詳しくは以下のリンクをご覧ください。
https://www.research.johas.go.jp/kinrou2018/index.html
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