2020年12月25日
石綿(アスベスト)は耐熱性等に優れた天然の鉱物繊維で、建設資材や自動車などに利用されてきましたが、石綿繊維を吸入すると肺がんや中皮腫などの原因となることから、現在使用は禁止されております。
これら石綿繊維によって引き起こされる石綿関連疾患の診断及び石綿ばく露所見の判定には、エックス線写真の読影等が必要となりますが、その判断には困難な事例が多くあります。また、診断等を行うには、医学的な知識・経験に加え、石綿ばく露等についての知識も必要となります。
当機構では、呼吸器系の疾患を取り扱う医師や産業医などの医療関係者を対象に、石綿関連疾患の診断技術の向上及び労災補償制度の周知を図るため、石綿関連疾患の診断方法及び石綿ばく露の所見に関する読影方法並びに労災補償制度の取扱い等についての研修を開催しております。
令和2年度の「石綿関連疾患診断技術研修(基礎・読影研修)」について、新型コロナウイルスの感染拡大への対策として、例年の集合形式ではなく、オンデマンド形式で開催することといたしました。
オンデマンド形式の研修では、基礎研修・読影研修の各カリキュラムについて、オンデマンドによる講義動画の配信を行います。研修の詳細については、労災疾病等医学研究普及サイトに掲載しておりますので、下記URLをご覧ください。
メンタルヘルスに関する様々なサポートについてのサイトです